2020年あけましておめでとうございます!
理系漫画家はやのんより新春のお慶びを申し上げます!
今年も楽しく、適度に忙しく、適度にのんびり、やりたいことを実現していきたいですね。良い年にしていきましょう。
さてお正月の朝ということで、食事提供担当者としては、やはりお正月感のある料理を用意しなければなりません。ガッチリしたお節料理などを作る気はあまりないのですが、何もないと寂しいし、子供に対して文化教育的に良くないと思うので、一応それっぽいものを早朝に作って家族みんなで食しました。
お節料理に入っているものは必ずしも子供にとって食べやすいものではないと思うので、これは好きだろうと思うものだけを選んで皿に盛りました。具体的には伊達巻、黒豆、蒲鉾です。絶対食べやすくて美味しいじゃないですか?ところが、子供たちがこれらを食べなかったんです!ウソデショ~!
伊達巻が美味しくない!?ウソ~!
昭和時代に小学生だった私は、伊達巻はこの世で一番美味しいものだと思っていたのですが…!?令和の小学生は日頃から美味しいものを食べていて、これが一番ではなくなっているんですね。
お雑煮については、地方によっていろいろあるらしく、私の場合は父は沖縄なので本来お雑煮という文化がないはずです。母が東海地方のため、その辺りの背景を汲んだものを子供の頃は食べさせてもらっていたように思います。しかし、それから数十年、家を離れてから数十年、親から引き継いだ料理にこだわるような考えがないため、今は適当にそれなり、それっぽい雰囲気で作ったらまあヨシと思うようになりました。今後はむしろ全然違う地方の調理法を試してみたいです。白味噌のお雑煮とか、あんこの入ったお雑煮とか、とても興味深いですよ。
我が家の食事の話だけをしても申し訳ないので、絵の仕事の話も書いておこうと思います。若いイラストレーターが担当しがちな、雑誌の挿絵等の仕事では、お正月やお盆など、季節のイベントを描くことが多いと思うのですが、そこに登場する物などに地方色があるということを知らずに描くと、違う文化圏の人にはいい形で伝わらない、ということが発生します。地元から出たことがないとか、出たばかりの若いイラストレーターだと、自分の知っているものが「当たり前」と思いがちです。全国誌の出版の場合は、全国共通と思われる雰囲気で描くのが無難なのかなと思いますが、この話は他の場面でも発生することが多いので、深く考え込むと難しく、面白いポイントだなと思っています。